スクラップブッキングはアメリカで始まったアルバムを手作りするホビーです。
今でこそスクラップブッキングは写真を切ったり飾ったりして世界でたった一つの自分だけのアルバムを
作る方法とご説明出来ますが、初めて体験した時はそれがアルバムになるということにとても驚きました。
実は全くしらないまま受講した講習で、初めて見るかわいいペーパーや、アクリル絵の具でスタンプ???
これはチロリアンテープというたぐいのリボン?
何のためにこんなことをしているのかしら?と驚くばかりだったのです。
そして、そのかわいらしく仕上がった台紙は写真を貼ってアルバムにしていくんだということがわかると、
さらに驚いたわけです。
写真は好きでたくさん撮っていたし、子どものアルバムにはステッカーを使ったり、直接ペンで書き込んだり
してそれなりに大事に作っていました。
でも、そんなことは比にならないぐらい手間と愛情を込めてアルバムを作っていくスクラップブッキングは、
本当に驚きだったのです。
そしてその材料も、写真の劣化を防ぐために、アシッドフリー・リグニンフリーといったこだわりがあります。
写真を大事に残しておく。いくらアルバムに収めていても、使うのりや紙などでかえって写真を劣化させてしまう。
かなりショックでした。
アルバムって眺めていても楽しいものですが、そこに映っているのが誰なのか。どういった時の写真なのか、
説明してもらわないとわからないですよね。
でも、スクラップブッキング的アルバムだと、タイトルとジャーナルによって説明をきかなくてもその写真の
ストーリーが伝わるのです。
私がそこにいなくても、家族にその写真の説明がしてあげられるのです。
思い出をかたちに残しておくことができるのです。
とても素敵なことだと思いませんか。
スクラップブッキングに出会って、手作りの楽しさを思い出しました。
生活の中にいろいろな色やかわいいものが加わってくる楽しさを感じました。
スクラップブッキングのルールはシンプルです。
材料・道具にはアシッドフリー・リグニンフリーなどの写真を劣化させないものを使います。
タイトルを入れる。
ジャーナルを書く。
この3つを要素に写真を主役にして好みに飾り付けをするだけです。
スクラップブッキングを始めた頃 アシッドフリー というルールに縛られていました。
これはアシッドフリーなのか否か。
スクラップブッキングの材料として販売されているものしか使ってはだめ。
このアシッドフリーという呪縛をとてもしんどく感じるようになってきました。
でも、この1点だけにこだわれば、スクラップブッキングはあらゆるクラフトの要素を取り入れて楽しむことの
出来るすばらしいクラフトだと感じています。
なので、今では写真を貼るのりや写真に直接触れるものは絶対に安心できるものを使いますが、触れない
部分はゆる〜く考えています。
100年後写真が多少劣化していても、スクラップブッキングのアルバムであれば家族の思い出は必ず伝わる
と思うからです。
世界でたった一つのアルバム作りスクラップブッキングを一緒に楽しみましょう。
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